2011年3月18日金曜日
春期彼岸法要会
本日、永平寺名古屋別院にて「春期彼岸法要会」が行われました。
沢山のお参りありがとうございました。
同時に、「東日本大震災被災物故者慰霊法要」も行いました。
別院監院(べついんかんにん)より、ご法話いただきました。
「一億総懺悔」(いちおくそうさんげ)
戦後の日本の奇跡的な復興を支えたのは、その心だったのでは無いでしょうか?
誰が悪いのではなく、みんなで『ごめんなさい』と。
震災の被害も落ち着かないうちに、原発の問題も追い討ちをかけてしまい『負の連鎖』が止まらない現状。
「誰か」・「何か」のセイにして、逃げていても先は見えてこないと思います。
出口の見えないトンネルの中を歩いているような状態が続いていますが、生き残ったモノの務めとしてとにかく今は先を見つめて進むしか無いのです。
その先に必ず光は有ります。
『生』(いのち)有るもののしがらみの有る私たちは、直ぐに現地へ援けに行くことが出来ません。
ですが、それを嘆くのでは無く発想の転換をして見ましょう。
亡くなった方の魂がやすまる様に「お経さん」を唱えて、逆に近くに来ていただくと信じて祈りましょう。
これが、私たち僧侶・残された者にできる最大の布施業ではないかと思います。
最後になりましたが、お参りをしていだだいた方々からの沢山の義援金。
「ありがとうございました。」
お彼岸の間も集めて、最終的に責任を持って現地にお届け致します。
その後の報告も、このサイトと次号の寺報より別院事禄(べついんじろく)が責任を持って行います。
今後とも、ご協力のほど宜しくお願いいたします。
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